こんにちは。ハイブリッド営業課の小野です。
今日は家の外壁の話を少々。
皆様 家の外壁ってどんなのがあるかご存知ですか?
一戸建ては集合住宅と違って四方が外にさらされます。住宅に占める非常に大事な装備ではないでしょうか。
外壁は大きく分けて5種類に大別できます。
まず一つ目
現在の日本の住宅の8割はこのサイディングじゃないでしょうか。
色・柄・模様は多種多様でケイ酸カルシウムという素材で作られる為、ケイカル板などとも言われています。
厚みは12ミリ~18ミリぐらいが一般的で厚みがあるほど高級で模様の深みが出てきます。
比較的安価で種類が多様にある為、好みに合わせやすいメリットがあります。
多種多様である為、安いものを選ぶと色褪せ・反り・汚れの付着が多く、基本15年で塗り替え、30年で張替えが一般的です。
二つ目
20年ぐらい前のタイル貼り外壁は一枚一枚貼り付けていた為、高い技術力が必要でしたが、現在ではプリセットタイルやシームレス
タイルと言って、下地材の上にあらかじめ貼られたタイルの板を取り付けする方法が一般的です。昔は一枚がはがれてくるという
デメリットがありましたが、それがなくなりました。がそれと同時に耐久性がメリットだったタイルですが、下地の劣化により張替
えが必要になってくるようになり、昔ほどの耐久性は期待できなくなりました。重量が重いというデメリットもあり、近年では地震
対策という面で注意が必要になっています。
三つ目
主にアルミニウムと亜鉛から出来る金属板でここ10年ぐらいでよく見かけるようになりました。
ミサワホームではほぼ使われていないので何とも言えないですが、厚みが1ミリ~3ミリ程度の為、断熱性や耐久性に注意が必要だと
思われる事と工務店等では積極的に採用されていますが、大手住宅メーカーではほとんど採用されていないという点において注意が
必要ではないかと思われます。
四つ目
30年以前の住宅のほとんどはこの仕上げで現在もつづいているのですが、当時はモルタルを左官塗りして、その上に吹付けていたの
で、そのほとんどがひび割れに悩まされていたのですが、現代ではほとんどがサイディングの上から吹付けしているので、ひび割れ
という点は解消されたのではないでしょうか。
吹付けの仕方にも多種多様があり、コテで仕上げたりすると同じものがない個性が出せるという点でメリットがあります。
だだ汚れには弱く、サッシ枠等から流れる雨水が汚れの筋となって付着してしまったら少々ではとれなく、古く見えやすい等のデメ
リットがあります。
さぁ大トリ五つ目
鉄骨系ミサワホームに採用される多機能素材です。
他の外壁をはるかに凌駕する厚み80ミリで、断熱性・耐久性・耐震性・耐火性・意匠性すべてを兼ね備えた最高の外壁です。
約築20年以前では家の外も中もこの外壁一枚で区切っていた程の性能を誇ります。弊社の持つメンテナンスプログラムの表を見て
もこの外壁だけは張替えの項目がなく、家の寿命以上の耐久性があります。
とかなり主観が強く出ていますが、五つ目の種類は軽量気泡コンクリートと置き換えると他メーカーでも使えます。(ただニュー
セラミックの外壁程の厚みと性能はありませんが)
このようにメーカー選びは、使う外壁を考えて選別する必要がある事を声を大にして言いたいと思います。